定期的にオフショアを訪問しよう(オフショア開発成功のすすめ)

オフショア開発をしている人
・オフショアには訪問した方が良いのかな?
・訪問する時は何を注意すべき?

オフショアと開発を進める際、

筆者の私が一番大切だと思っているのが

・「コミュニケーション」

です。

コロナで人との接触が禁止されているご時世ですが、

やはり今でもFace to Faceのコミュニケーションは

大切だと思っています。

今回は、オフショアを訪れることの重要性や、

訪れることでのメリットを

私の経験を通して話をしようと思います。

目次

目次は以下の通りです。

1.筆者のインド訪問の経験
2.なぜオフショアの訪問が必要なのか?
3.日本を飛び出そう
4.インドの文化や人と触れ合おう
5.インド訪問の際の注意事項
6.まとめ

それでは、1つ1つ説明していきますね。

1.筆者のインド訪問の経験

私がオフショアを活用したソフトウェアの開発をはじめて、

13年が過ぎました。

この13年間の間、両手、両足で数えても足りないくらい

インドを訪問してきました。

私が活用しているオフショアは主にインドです。

中国やベトナムも多少経験はありますが、

残念ながら現地を訪問する機会を得られませんでした。

インドで主に訪問した都市は以下です。

・チェンナイ
・バンガロール
・プネー
・ムンバイ
・ティルバナンタプーラム

この中で最も多く訪問したのは「チェンナイ」です。

チェンナイ、夏は無茶苦茶暑くなります。

夏といっても5月あたりが一番暑いのですが、

50度近くまで気温があがります。汗

日本では考えられない暑さですね。

今は平均年に2回ほどインドを訪問しています。

目的としては、

・お互いの会社のビジネス状況の共有
・完了済のプロジェクトの振り返り
・今後の開発計画打ち合わせ
・現地エンジニアとの交流

です。

どの項目も重要なのですが、

私がもっとも重要視しているのが、

・「現地でのエンジニアとの交流」

です。

その点を次に説明します。

2.なぜオフショアの訪問が必要なのか?

私がオフショアを訪問している理由は前述の通りです。

中でもっとも重要視しているのが、

・「現地でのエンジニアとの交流」

です。

それはなぜか?

では、少しオフショアのエンジニアの立場に

立って考えてみましょう。

オフショアのエンジニアの視点でみると、

・普段は仕事は上司から指示されるだけ
・発注元との接点はない
・開発依頼が来るものの開発全体が見えない
発注元の意図を知る手段がない
・発注側の担当者の顔も知らない
・発注側の担当者と話をしたこともない

このような状況です。

海外外注の開発体制は良くも悪くも縦割りです。

責任者と責任範囲が明確に決まっており、

発注側から海外請負のエンジニアと直接会話する機会は

あまりありませんし逆もまた同じです。

このような状況に置かれたエンジニアに、

発注元の思いやエンジニアに対する期待、

普段頑張ってくれているお礼を伝える事は

エンジニアのモチベーションを上げるのに

大きな効果があります。

私はオフショアを訪問した際は、

時間がなくても極力全員のエンジニアと会話するよにしています。

それによって、普段聞くことができない話を聞けたり、

メールでは上手くいかなかった意思疎通が簡単にできたりします。

このように信頼関係を構築していく事で、

両者間の関係は強化されて

業務がスムーズに進むようになるわけです。

どんなに開発環境が整備され、開発ツールが進化しても

開発するのが

・「人間」

だということを忘れないようにしましょう。

ちなみに、インドのエンジニアは「褒められる」ことをとても喜びます。

これは日本人も同じですが、

インドの人は日本人以上に褒められると伸びるので、

オフショアを訪問する際は、

オフショアの開発の結果に基づいて表彰式を開催することもあります。

頑張ったエンジニアを皆の前で表彰することで、

さらにモチベーションが上がり仕事の効率も上がります。

こういった方法もまた関係を強化する上では有用です。

3.日本を飛び出そう

もう一つオフショアを訪問して欲しい理由があります。

それは、

・「日本を出て、世界を知って欲しい」

からです。

インターネットや書籍など、

情報を得る手段は色々あります。

しかし、本当の意味で世界を知るためには

・実際に訪れて
・自分の目で見て
・感じる

ことが重要です。

そして、世界に出ることで

世界から見た日本がよく分かるようになります。

日本は経済大国になったとはいえ、

世界における存在感というのはとても小さいのです。

以前海外に出張に出たときに

現地の人と話をして日本の場所すら知らない人がいた事に

衝撃を受けた事があります。

日本の存在感とは、その程度のものなのです。

そして、世界に出てみて、

改めて日本の良さが分かる事があります。

綺麗で清潔な街並み。

経済格差があるとはいえ、

それでも日本は社会制度が整備されており、

頑張れば生活できないことはありません。

皆が普通に学校に行き、教育を受けられる。

これもとても素晴らしいことなのです。

・「日本に生まれただけでもラッキーなこと」

こういう言葉を聞いたことはありませんか?

今は私もこの意見に賛成です。

そんな事が改めて分かるのも、

世界に出てみて、

日本の外から日本を見てはじめて分かる事なのです。

狭い日本に閉じこもっていないで、

世界に出ていきましょう!

わずか数日の出張でも分かることは沢山あります。

そういう意味でも、

是非オフショアを訪問してください。

4.インドの文化や人と触れ合おう

日本国内では、今はどこでも気楽にインド料理を

食べられるようになりました。

ただ、現地を訪問した際は、

是非とも現地のレストランで食事をし、

現地の人と触れいましょう。

そして、観光名所を訪れたり、

インドの文化に触れる事で、

インドの新たな面を理解することができます。

そして、良い所だけではなく、悪いところも見えてくるでしょう。

私が驚いたのは、

インドは想像以上に貧しい人も多いということでした。

我々が仕事上で付き合うのはどちらかというと

インドの中でも成功している人たちばかりです。

大学に通い、ITを勉強し、IT会社に入社する。

裕福な家庭でなければなかなか難しいことです。

それとは真逆で、

野原にテントを張って生活している人もいます。

街を歩いていると物乞いの人が寄ってくる場合もあります。

ただ、それもまた「インド」です。

そういった国の実態を知ることも、

エンジニアを理解する事につながります。

いくらインターネットや本で知ったとしても、

自分の目で実態を見る以上に理解が深まる方法はありません。

もしオフショアを訪れることがあれば、

ホテルに閉じこもるのではなく、

積極的に外出しましょう。

きっと多くの発見があるはずです。

5.インド訪問の際の注意事項

オフショア訪問を推奨しておいてなんですが、

オフショアを訪問する際の注意事項を説明します。

私はインドしか訪問したことがないので、

インドの情報をベースに説明します。

(1)安全面
(2)食事面
(3)トイレ

(1)安全面

私自身は安全面でインドで怖い思いをしたことはありません。

ただ、インドは近年想像を超える勢いで発展しているものの、

まだまだ発展途上の国なので、

貧富の差が激しく場所によっては危険な場所があります。

現地の人の注意事項をよく聞いて行動しましょう。

(2)食事面

食事面は、

まず絶対に生水は飲まないようにしてください。

確実にお腹を壊します。

外でおなかを壊しても、トイレもあまりないので

かなり苦労する羽目になります。

私の同僚に、生水にあたって

渡航している間ずっと病院に入院する羽目に

なった人がいました。

ちなみに、レストランにいって飲み物を頼む際

氷も気をつけてください。

飲み水はミネラルウオーターでも、

氷は生水を使っている事があるので、

必ず氷抜きで注文しましょう。

基本食べ物は火の通ったものだけを注文し、

生の野菜などは避けた方が無難です。

あと、揚げ物でも油が良くなくあたる場合もありますが、

こればかりは避けようがないのでそれであたったら、

潔く諦めましょう。笑

なお、オフショアに行くときは、

正露丸などおなかの薬は忘れないように。

(3)トイレ

結構見落とすのがトイレです。

衛生的で安全なトイレとなると、

会社の外に出るとホテルやモール以外はなかなか見つかりません。

そしてもっとも大切なのは、

トイレには紙が常備されていないということです。

お腹を壊してトイレに駆け込んで、

そこで紙がないとなると最悪です。汗

なので、必ずティシュペーパーを常備しましょう。

日本から持っていくのを忘れた場合は、

ホテルのトイレットペーパーを持って行ってください。

それと、インドのトイレットペーパーは質がよくないので、

トイレに流さないようにしてください。

便器の近くにバケツがあるので、

そこに入れるようにしましょう。

日本人だとなれていないのでバケツに入れるのに

躊躇するかもしれませんが、そこは

・「郷に入れば郷に従え」

なので、なれましょう。笑

それともう一つ。

便器のそばに銃の形をしたホースが大抵のトイレに

設置されています。

トイレを洗うときに使うものですが、

結構水流が強い場合があるので、

必要なとき以外使わない方が良いです。

私は試しに使ってみて、水流が強すぎて水が周囲に

飛び散って自分も浴びてしまいました。汗

トイレを流した後だったから良かったものの、

そうでなければ大変なことになっていたでしょう。笑

6.まとめ

それでは、まとめです。

今回は、オフショア開発をするなら、

定期的にオフショアを訪問することを推奨しました。

その理由は以下であることを説明しました。

・お互いの会社のビジネス状況の共有
・完了済のプロジェクトの振り返り
・今後の開発の計画打ち合わせ
・現地エンジニアとの交流

その中で特に重要なのは、

・現地エンジニアとの交流

であることも説明しました。

オフショア開発は、

特に国も違えば言葉、文化、全てが違います。

全てのバックグラウンドが違う者同士が

一緒に仕事をしていくためには、

お互いを良く知る事が重要です。

そのためには、私としてはFace to Faceでの

コミュニケーションが重要と考えています。

・「今の時代にFace to Face?」

と言われるかもしれません。

でも、どんなに開発環境や、開発ツールが進化しても、

生身の人間同士が顔をあわせて会話するという事が

コミュニケーションにとっては重要だと思っています。

そして、もう1つ大切なことを書きました。

・「読者の皆さん、日本から出て世界をみましょう!」

という点です。

コミュニケーションもとても大切ですが、

日本から出て世界をその目で見ましょう。

日本がいかに小さな国か改めて知る事になりますし、

加えて日本がどんなに素晴らしい国かも改めて

知る事ができます。

それも日本から出てみないと分かりません。

その他には、私のインド訪問時の経験や

訪問時の注意事項なども取り上げて説明しました。

このブログが、皆さんが日本を飛び出すきっかけになり、

オフショアを訪問しプロジェクトを成功させるきっかけに

なってくれることを祈っています。

それでは、また。

あつし