なぜか開発コストが下がらない。その対策を教えます。(オフショア開発失敗あるある)

オフショアを活用した開発を進めている人。
・オフショアを活用ししているのに何故かコストが下がらない
・どうすればコストが安くなるの?

といった質問に答えます。

目次

以下が今回の目次です。

1.オフショアの活用を始めたのにコストが下がらない
2.頭数だけ揃えれば良いわけではありません
3.日本人とオフショアの得手不得手を考えましょう
4.任せるなら全部任せる
5.まとめ

では、1つ1つ説明していきますね。

1.オフショアの活用を始めたのにコストが下がらない

オフショアを活用して開発を始めたのに、

コストが全然下がらない。

下がるどころか、対応工数が増えて

コストが上がっているような気がする。

そんな悩みを抱えていませんか?

オフショアを活用したプロジェクトでは、

結構よく聞く「あるある」の話だったりします。

オフショアを活用する際、

経営者が注目するのは、一人当たりの発注単価です。

下記は、以前のブログで紹介した、オフショアの単価です。

エンジニア単価

相場(円/月)

中国 35万〜40万
インド 30万〜40万
ベトナム 33万円前後

(出典:オフショア開発Naviより)

オフショア開発においては、

単価だけ考えて発注すると必ず失敗するということを

下記ブログにまとめてあるので参照ください。

今回は、どうすればコストを理想通り下げられるか?

その点について説明したいと思います。

オフショアを活用する際、コストが下がることだけ考えていませんか? でも、オフショアを活用することで増えるコストもあります。 減るコストと増えるコスト。 トータルで考えないと総コストが増えることもあります。 本ブログでは、増えるコストの詳細とコストを増やさないための対策について説明します。
オフショアを活用する際、コストだけを重視していませんか? 正しくオフショアを活用すれば、コストも下がりますし、作業効率も上げることができます。 しかし、コストのことだけ考えてオフショアを活用すると必ず失敗します。 オフショア開発経験13年の筆者がその理由を説明します。

2.頭数だけ揃えれば良いわけではありません

まず最初に、国内エンジニアと同じ頭数の

オフショアエンジニアを準備するだけでは

プロジェクトはうまく進みません。

それは、考えれば当たり前ですよね?

日本国内のエンジニアでも、

人によって出来ること、出来ないことがあります。

当然、オフショアエンジニアが

何が出来るかを見極めて、

その上で日本のエンジニアと置き換えていく

必要があります。

加えて、オフショア開発を行う際に

追加で必要となる人員がいます。

たとえば、以下のような役割をもった人員です。

・翻訳者、通訳者
・ブリッジエンジニア
・輸出管理者

特に、ブリッジエンジニアは、

オフショア開発を進める上では重要な役割です。

なので、プロジェクト開始時点から、

上記のような人員を、計画段階から盛り込んで

いきましょう。

ちなみに、小規模のプロジェクトをオフショア化しても

コスト低減にはつながりにくいです。

なぜなら、前述のような追加の人員が必要になるからです。

オフショア化するなら、100人を超えるプロジェクトが

望ましいです。

3.日本人とオフショアの得手不得手を考えましょう

次にコストを最適化する方法を説明します。

コストをもっとも最適化する一番の方法は、

・「適材適所でオフショアの人員を配置する」

です。

筆者の経験上、

オフショアのタイプによって、

活用エリア変えて作業をアサインするのが

もっともコストが最適化しやすい方法です。

一般的にソフトウェアの開発プロセスは

以下のような開発フェーズに分類されます。

① 要件定義
② 仕様設計
③ 詳細設計
④ 開発
⑤ コンポーネントテスト
⑥ プログラムテスト
⑦ システムテスト

もちろん会社によってエンジニアのスキルは

異なりますが、

オフショアに対しては、

④ 開発
⑤ コンポーネントテスト
⑥ プログラムテスト

あたりの作業をアサインするのがもっとも

コストパフォーマンスが高いです。

① 要件定義
② 仕様設計
③ 詳細設計

これらの作業に関しては、

非常に高いスキルが要求されるのと、

他社との差別化を図る部分なので、

基本自社で実施すべき作業です。

④ 開発
⑤ コンポーネントテスト
⑥ プログラムテスト

上記開発作業に関しては、

詳細設計まで出来上がってしまえば

ある意味誰でもできる作業です。

また、テスト作業というのは非常に

煩雑で多くの工数を必要とします。

しかしながら、こちらも仕様設計が

きちんと出来ていれば、

テスト作業自体は難しくはありません。

こういった、

・設計がきちんとできれば誰でもできる作業

をオフショアに出すのがもっとも

投資効果が高い作業になります。

4.任せるなら全部任せる

ある程度経験も積み、オフショア側が開発に慣れてきたら、

完成責任も含めて、オフショア側に権限を渡して

作業を依頼しましょう。

もっともやってはいけないのは、日本側が中途半端に

オフショア側をコントロールしようとすることです。

・コントロールするなら、徹底的にコントロールする

・任せるなら、丸っと全部を任せる

が重要です。

丸っと任せるのはリスクが多いと考えがちですが、

中途半端に日本側が関わる方がかえって現場が混乱します。

丸っとまかせた際に、最初は混乱が起きるかもしれませんが、

ある程度時間が経てば現場も落ち着きます。

ここまでオフショアを育てていければ、

コストも最大限最適化できます。

5.まとめ

それでは、まとめです。

前回のブログ記事も含めて、

オフショア開発は思ったようには

コストが下がらないことを説明してきました。

その原因は以下です。

・オフショアを活用する際には追加の管理コストがかかる

・オフショアの特性を考えずに作業をアサインする

これらを回避するため、

オフショア開発を行う際には管理コストを十分に考慮し、

かつアサインする作業を十分に吟味して発注することです。

また、ある程度オフショアが開発に慣れてきたら、

中途半端にオフショアを管理しようとはせず、

任せる部分は丸っと任せるようにしましょう。

任せる範囲を大きくする事で、コスト削減額を最大化できます。

以上です。

それでは、また。

あつし