実際発注側って英語のスキルはどの程度必要?(オフショア開発成功のすすめ)

オフショア開発を計画している人、
もしくはすでに始めている人で英語が話せず不安になっている人。
・英語が話せないけど、どうしたらよいか?
・英語が話せないけど、オフショア開発を成功させるには?

といった質問に答えます。

はじめに結論を書きます。

英語が話せなくても開発には全然困りません。

逆に英語が話せても、失敗するプロジェクトはたくさんあります。

オフショア開発の成功の秘訣は「言葉」ではないからです。

オフショア開発13年の経験を持ち、

数々のプロジェクトを成功させてきた筆者が、

オフショア開発成功に向けて、

英語が話せない人のための対処法を説明します。

目次

目次は以下です。

1.英語を話せないのは日本人だけではありません
2.英語が話せない時の対処法3つ
(1)通訳を雇う
(2)文章に落とし込む
(3)ホワイトボードを使う
3.英語よりも大切な2つのこと
(1)相手を理解すること
(2)密なコミュニケーション
4.そうは言っても
5.まとめ
6.ご参考
(1)オンライン英会話
(2)Amazon  Audibleの英語教材を活用した勉強

それでは、一つ一つ説明していきますね。

1.英語を話せないのは日本人だけではありません

まず、日本人は英語を話せなことを

非常に恥ずかしいことと考えがちですが、

そんな風に考える必要はありません。

確かに、グローバルで英語人口が増えてきているのは確かです。

それでも、英語を話せない人は世界にたくさん存在します。

「The English Club」の調べによると、

・世界人口は78億人
・このうち、英語を実用レベルで使えるのはたった15億人(21%)
・しかも15億人のうち、英語がネイティブな人はわずか3.8億人

なのです。

英語を話せないことを悲観的に考えると、

仕事そのもので十分な実力を発揮できなくなります。

もしあなたが今英語を話せないとしても、

その弱点をどう克服すれば良いのかを戦略的に考えていけば、

必ずオフショア開発を成功させることができます。

そして、言葉が通じなくても相手は同じ人間です。

同じ人間同士、言葉が十分に話せなくても意思疎通はできます。

そのことを肝に銘じて、

オフショアとの関係を構築するようにしてください。

少し精神論的な話になりましたが、

次から具体的な対処方法について説明したいと思います。

2.英語がが話せない時の対処法3つ

英語が話せない時の対処方法は以下の3つです。

(1)通訳を雇う
(2)文章に落とし込む
(3)ホワイトボードを使う

では、詳細を説明します。

(1)通訳を雇う

どうしても英語を話せないのであれば、

素直に「通訳」を雇いましょう。

技術的な内容が分からない通訳を雇っても

意味がないという人もいますが、

全く言葉が通じないよりははるかにマシです。

それと、通訳を発注元で雇うより、

発注先で雇ってもらったほうが手間がかからず簡単です。

特にオフショア側は、仕事を円滑に進めるために

通訳者を何人か抱えていたり、

日本の会社と以前取引のあった会社であれば、

日本語の分かるエンジニアがいたりします。

なので、まずは開発を発注する先のオフショアの会社に

通訳を用意できないか聞いてみましょう。

ちなみに、筆者の経験でいうと、

中国には割と日本語を話せるエンジニアが多いです。

インドは英語中心ですが、

依頼すれば日本語の分かるエンジニアを雇ってくれます。

ベトナムや他の国のオフショアでも通訳は探してくれますが、

中国やインドと比較して、若干見つけづらい印象がありました。

(2)文章に落とし込む

日本人は、英語に関しては「聞く」「話す」が不得意ですが、

「読む」「書く」は結構得意です。

しかも、最近はGoogle翻訳など英語や他の言語を翻訳するツールが豊富です。

もし、英語による会話が不得意だということであれば、

徹底して文章に落とこむようにしましょう。

文章というのは、仕様書のようなドキュメントは当然ながら

毎日やり取りするメールに関してもです。

オフショア開発でもっとも問題が発生するのは、

両者の間での「認識のギャップ」が原因となっていることがほとんどです。

日本人は仕事する際、仕事をドキュメント化するよりも

口頭によるコミュニケーションで進めようとする傾向があります。

しかも同じ日本人の場合「行間を読む」(全てを言わなくても分かる)

文化があるのでドキュメントは少なくなりがちです。

オフショアとの間は、この「行間を読む」習慣使えません。

なので、日本の会社との関係以上に、

密にコミュニケーションを取る必要があります。

もしコミュニケーションを密に取れないというのであれば、

仕事の内容をきっちり「文章」に落とし込みましょう。

そうすれば、認識のギャップに起因する問題の多くを回避することができます。

(3)ホワイトボードを使う

項(2)と同じなのですが、

会議などで仕事の内容を説明をする際、

口頭での説明で伝わりにくい時は、

ホワイトボードを活用し「書く」ことで伝えるようにしましょう。

ソフトウェア開発における技術的な会話では、

この「書く」ことで意思疎通がはるかにやりやすくなります。

たとえば、

・ソフトウェアの処理フロー
・モジュールの関連図
・システム構成図

などです。

筆者もホワイトボードの活用で多くの問題を解決してきました。

会議の後にこのホワイトボードを印刷して共有すれば、

議事録も簡単に作れますので時間の節約になります。

2020年5月現在は、

コロナの影響で実際に顔を合わせた打ち合わせが難しい状況ですが、

今はインターネット上で共有する「ホワイトボード」アプリも

多数存在しているので、そういうアプリをうまく活用してみてください。

3.英語よりも大切な2つのこと

さて、前述で英語が得意でない方向けに、

その対処法について話をしました。

しかしながら、

オフショア開発を成功させるための本当の課題は

「言葉」ではないことのほうが多いのです。

それは、以下の2つになります。

(1)相手を理解すること
(2)密なコミュニケーション

では、詳細を説明します。

(1)相手を理解すること

オフショア開発をはじめる時に日本人がやってしまう一番の問題は、

オフショアを日本の会社と同じように扱ってしまうことです。

前の項でも説明しましたが、

日本人相手であれば、当然日本語が通じます。

そして、日本の会社との間では

「行間を読む」といったやり方をしても問題なく仕事は進みます。

しかし、日本の会社以外にこのやり方を適用しようとすると、

確実に失敗します。

考えてみれば当たり前ですよね?

日本の会社以外に「行間を読む」といった手法は通じません。

しかしながら、これをやってしまう日本人が

とても、とても多いのです。

しかも、このようなやり方をしてオフショア側が間違った解釈をすると

発注側の問題にもかかわらず、オフショア側のせいにします。

中には発注側に問題があったことにすら気がつかないケースも多いのです。

現場からすれば、

好きでオフショア開発を始めたのではないのかもしれません。

付き合いの長い日本の企業に発注したかったものの、

コストの問題からオフショアを活用することになってケースも多いでしょう。

なので、オフショアとの開発は不本意かもしれませんが、

オフショアとの開発を成功させたいのであれば、

発注先の仕事のやり方も理解して、双方のやり易いやり方を

模索するのが重要です。

(2)密なコミュニケーション

オフショアを活用する場合には、

日本の会社との間以上にコミュニケーションを密にしましょう。

これも、考えてみれば分かりますよね?

日本人同士でも、一緒に仕事をする上ではコミュニケーションは不可欠です。

文化や言葉、考え方が違うオフショアとは、

日本の会社との間以上にコミュニケーションが重要なのは分かると思います。

ところが私の経験でいうと、

「英語」が話せないことで、

オフショアとコミュニケーションを取ることを億劫がるプロジェクトや

会社が非常に多いのです。

これでは、確実に失敗します。

筆者はオフショア開発を13年間続けていますが、

今でもなお、毎日最低15分はオフショアと電話を繋いでプロジェクトの

進捗状況を確認しています。

13年以上の経験を持つ筆者でさえ

プロジェクトを成功させるためにここまでやっているのですから、

経験の浅い方は、

私以上にオフショアとコミュニケーションを取るようにしましょう。

4.そうは言っても

さて、オフショア開発を進めるのに、

英語が話せる必要はないとは言いましたが、

それでもやっぱり「英語」は勉強しましょう。

こう書くと今までの説明は何だったんだと言われると思いますが、

オフショア活用だけではなく

今後グローバルでビジネスを広げていこうとなると、

やはり英語は「必須」アイテムなのです。

英語が使えなければ、グローバルマーケットでは、

競合他社に勝つことは絶対にできません。

特にソフトウェア開発に関しては、

最先端技術はアメリカが主体となっています。

ソフトウェアに関する需要な情報は、

全て英語で書かれており、エンジニアは英語を理解できなければ、

この最先端技術を理解することすらできないのです。

オフショア開発では日本側が発注者なので、

多少英語が話できなくても、相手側が理解しようと努力してくれます。

なので、オフショア開発を進めている間に、

オフショアを英語を勉強するための勉強相手として活用しましょう。

実は筆者もこの方法で英語のスキルを身につけることができました。

自身で高いお金を払って勉強しなくても、

仕事を通して無料で英語を勉強出来るのですから、

これ以上恵まれた環境はないですよね?

もし、読者の方々が今からオフショア開発をはじめる

もしくはすでにはじめているのであれば、

この機会を英語を習得する絶好のチャンスとととらえて、

英語の勉強をはじめることをおすすめします。

5.まとめ

では、まとめです。

オフショア開発を進めるにあたって、

「英語」を話すことが必須ではないことを説明してきました。

また「英語」が話せない場合の対処方法を3つ以下の通り説明しました。

(1)通訳を雇う
(2)文章に落とし込む
(3)ホワイトボードを使う

さらに、オフショア開発では

「英語」ではなく下記に記す2つの点が重要であることも説明しました。

(1)相手を理解すること
(2)密なコミュニケーション

ただし、オフショアでは英語が話せることが必須ではないものの、

今後グローバルでビジネスを広げていくなら

やはり英語の習得が必要であり、

英語を習得する機会としてオフショア開発を活用することを

筆者はおすすめしました。

いかがでしたか?

今オフショア開発に関わって「英語」で苦労している人。

これからオフショア開発を予定しており「英語」に不安を感じている人。

本ブログがそういった読者の不安を少しでも払拭できれば

これ以上嬉しいことはありません。

筆者のブログ「オフショア開発成功のすすめ」シリーズでは、

今後もオフショア開発成功のためのノウハウを発信していきます。

ご期待ください。

それでは、また!

あつし

6.ご参考

英語学習をはじめるにあたって、

筆者が実践している方法を2つ紹介します。

(1)オンライン英会話

英会話のスキルを速攻で身につけたいのであれば、

・オンライン英会話での学習+実践

が一番です。

オンライン英会話も数多くありますが、

筆者は現在下記の「World  Talk」を活用しています。

講師はネイティブでなく日本人なのですが、

日本人だからこそ英語を学ぶ上でのノウハウをよく知っています。

オンライン英会話のブログ記事も載せておきますので、

自身に合ったオンライン英会話を選んでもらえればとおもいます。

詳細は、

を参照ください。


日本人講師メインのオンライン英会話「ワールドトーク」


(2)Amazon  audibleの英語教材を活用した勉強

筆者は、隙間時間の活用のため「audible」を活用して読書をしています。

実は、audibleは読書だけではなく、

audibleの英語教材を活用して英語の勉強にも活用することができます。

しかも、audibleは最初の1ヶ月は無料。

無料期間に1冊分(英語教材を含めて)はタダで本をダウンロードできて、

いったんダウンロードしておけば無料期間終了後解約しても、

ダウンロードした本は継続して聴くこととができます。

この教材を手に入れるためだけでも、audibleを試してみると良いと思います。

詳細は、

を参照ください。



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