日本の常識は世界の非常識(オフショア開発成功のすすめ)

現在オフショアを活用して開発を行っている人
・なぜかオフショア開発がうまくいかない
・オフショアを活用すると問題ばかり起こる

といった悩みに答えます。

・開発がうまくいかない
・問題がたくさん発生する

そのどちらとも、原因はあなたかもしれません。

あなたが「常識」と考えていることも、

世界では非常識だったりします。

そんな、認識のギャップが

オフショア開発を難しくすることがよくあります。

今回は日本人が考ている「常識」が世界では「非常識」な理由と

オフショア開発を成功させるコツを説明したいと思います。

ブログ「オフショア開発成功のすすめ」に関して

ブログ「オフショア開発成功のすすめ」シリーズに関して、

筆者のオフショア開発の経験や、

「オフショア開発成功のすすめ」シリーズ

の目的や達成すべき目標を別のブログ「リンク」にまとめています。

参考にしてください。

目次

今回のブログの目次です。

1.日本の常識は世界の非常識
(1)英語が話せないのは非常識
(2)請負会社がなんでもやってくれると思うのは非常識
(3)Excelを使っているのは非常識
(4)全てを伝えなくても理解してくれると思うのは非常識
(5)自分たちのやり方が絶対正しいと思うのは非常識
(6)日本や日本人の方が優秀と考えるのは非常識
2.それではどうすべきか?
(1)英語は習得すべき
(2)コミュニケーションが重要
(3)オフショアから謙虚に学ぶ
3.まとめ

では、1つ1つ説明していきますね。

1.日本の常識は世界の非常識

筆者はオフショアを活用したソフトウェア開発を

13年続けてきました。

そして、オフショアを通して世界を見て、

日本と世界とのギャップに気がつきました。

自分が「常識」だと思っていことが、

実は世界では全く通用しなかったり、

時代遅れだったりすることがあります。

話すべきことはたくさんあるのですが、

ここでは私が「非常識」だと感じた6つについて

話をしたいと思います。

(1)英語が話せないのは非常識

これは今の日本人に一番気がついて欲しいポイントです。

市場がどんどんグローバル化している今、

英語のスキルは、持っていて当たり前。

英語が理解出来なければ他社と競合できない、

そのような状況になっているのです。

「自分は国内だけを相手に商売をしているので英語は不要だよ」

と言う方もいます。

でも、そのやり方もすぐに通用しなくなります。

なぜなら、今日本は人口が減少に転じているからです。

2016年の国勢調査において、

96年ぶりに日本の人口が減少に転じたことが確認されました。

いずれ、日本のマーケット内では商売が成り立たなくなります。

そうなると、必然的に世界を相手にビジネスをする必要があります。

今グローバルで商売をしている企業はなおさらです。

グローバルで仕事をするのに、英語を話せないのでは

勝負になりません。

ひと昔前までは、

英語のスキルを持っていればプラスの評価を受け、

給与も上がった時代がありました。

しかし、今は違います。

英語はビジネスでの「必須」ツール。

持っていなければ職を失いかねない、そんな状況です。

みなさん、英語の勉強を今すぐ始めましょう。

(2)請負会社がなんでもやってくれると思うのは非常識

日本の会社が請負会社に仕事を依頼する場合に、

よくある話がこれです。

たとえば請負会社に仕事を依頼すると、

あとは請負会社が自主的に動いて、

発注側に不備があっても請負側でうまく処理してくれたりします。

ソフトウェア開発で具体的に説明すると、

請負会社に渡す仕様書に不備があっても、

行間を読んでくれたり、

自主的に調べてヒアリングし、

発注側が手をかけなくても自分で解決してくれたりします。

でも、これって日本の会社だからこそ通用する話です。

日本の会社は、

・お客様は神様
・おもてなしの心で、お客様に満足いただく

といった精神があるからこそ、これが成り立つのです。

でも、世界は違います。

行間を読むような事はしませんし、

指示した事しかやってくれませせん。

もちろん、中にはそこまでやってくれる会社もありますが、

ほんの一握りです。

日本の会社と同じような感覚でオフショアに仕事を発注すると、

この「常識」の違いから問題が発生します。

そして、問題が発生することをオフショアのせいにします。

このようなことをしていると、

たとえオフショアの会社を変えてもまた同じ失敗を繰り返します。

そして最後は、

「やっぱり日本の会社と仕事をするのが良い」

という結論になります。

そして、価格競争に負けたり、

世界の動きについていけなくなり、衰退することになります。

読者のみなさんには、

こういった状況にはおちいってもらいたくはありません。

オフショアを活用する際に問題が起きた場合には、

まずは自分に原因がないかをよく考えましょう。

ここをおろそかにすると、プロジェクトは必ず失敗します。

(3)Excelを使っているのは非常識

日本人は、本当にExcel好きだなって思います。

どのような資料でも、Excelを多用します。

ソフトウェア開発でも、

・要件提議書
・仕様書
・設計書
・テストデータ
・問題点管理

にExcelを多用している会社が多くあります。

Ecxelはデータ処理には非常に便利です。

マクロも組めますし、

VBと組み合わせて、結構複雑な処理もできます。

ただ、今の時代便利なツールは山のようにあります。

問題点管理であればRedmine、要件管理であればDoorsなどです。

もし、今もExcelを使い続けているなら、

すでに思考停止しているとしか思えません。

そもそも論として、メールを使っていること自体、

今は時代遅れになりつつあります。

いまだにExcelを使っているようなら、

一度自分たちの開発環境を見直してみましょう。

あなたの職場では、そんな時代遅れなことはしていませんか?

(4)全てを伝えなくても理解してくれると思うのは非常識

日本人同士の場合、たとえ全て説明しなくても

相手に自分の言いたいことが伝わるることが多々あります。

これが可能なのは、日本はほぼほぼ単一民族国家だからです。

文化や歴史、考え方、思考が似通っているので、

全てを伝えなくても行間を読んでくれます。

しかし、この関係が成り立つのは日本人同士の間だけです。

そのことを理解せず、同じ感覚でオフショアに仕事を頼んだり、

同じ感覚で会話したりする日本人が非常に多いため、

トラブルに発展します。

アメリカのよに多民族国家の場合、

それぞれの人がそれぞれの考えや、文化、思考を

持つことが前提となっているため、

相手を尊重し、認識の齟齬(そご)がないように、

お互いが納得するまで徹底的に話をするのが普通です。

しかも、それを面倒と思わず受け入れる文化があります。

この感覚は、いくら勉強しても身につくものではなく、

実際の経験を通して理解していく必要があります。

オフショア開発で成功するプロジェクトの特徴は、

最初はトラブルが発生しても

相手を理解しようとする柔軟性があります。

それに比べてオフショア開発で失敗するプロジェクトは、

かたくなに自分たちのやり方を変えようとしません。

もし、読者のあなたがオフショア開発で成功したいと思うなら

相手の考え方ややり方を理解する柔軟性を持ちましょう。

その柔軟性は、オフショア開発だけではなく、

将来グローバルで活躍しようとする際、

必ず役に立ちます。

「柔軟性」。この言葉を忘れないようにしましょう。

(5)自分たちのやり方が絶対正しいと思うのは非常識

発注側は、自分たちのやり方やルールを発注先に理解してもらい、

発注元のやり方でプロジェクトを推進しようとします。

これは仕方がないことです。

しかし、時々自分たちのやり方が一番正しいと

勘違いしている人たちがいます。

この考えは、やめた方が良いです。

世の中には、自分たちより優れたやり方は山のようにあります。

常に進化していくためには、自分たちのやり方とは違っていても、

相手の良いところを取り込んでいく柔軟性が必要です。

オフショア開発に関してもそうです。

オフショアの持っている過去の経験や、スキルを最大限活用して

プロジェクトを進めてもらうのが

もっとも早くゴールに到達するやり方かもしれません。

世の中には、自分たち以上に優れたやり方があることを認識して、
日々進化する姿勢を持つことことを忘れないようにしましょう。

(6)日本や日本人の方が優秀と考えるのは非常識

これもありがちです。

日本人に多いのが、アジア圏の途上国の人々を低く見る傾向があります。

どのような国でも、スキルが不十分な人もいれば、

スキルの高い人もいます。

IT分野に限って言えば、

今はアジア圏も含めて海外の方が

ITリテラシーが高くスキルの高いエンジニアが多いように思います。

特に発展途上国の若いエンジニアは、

日本のエンジニアに比べて勉強熱心で上昇志向があります。

日本人は、学生の時は非常に勉強しますが、

社会人になるとまるで勉強しなくなる場合が多いように思います。

ある調査にによると、日本人の社会人が勉強に費やしている時間は

1日のうちたった7分だそうです。

勉強というのは社会に出てからが重要なのです。

目まぐるしく変わる世の中の流れを認識し、

流れに合わせて変化していくためには日々の勉強が欠かせません。

勉強のできない人は、

思考が停止し、世の中の流れについていけず、

低い収入の仕事にしか就くことができなくなります。

そのうえさらに勉強しないため、ますます悪循環にはまっていきます。

日本人が優秀だったのは昔の話です。

どの国でも、努力を怠るとあっという間に努力している人に

抜かれてしますのです。

読者の皆さんは、日々勉強していますか?

1日30分でも勉強する習慣をつけるようにしましょう。

2.それではどうすべきか?

少し話がそれた部分もありますが、

オフショア開発に成功するためにすべきことを3つ紹介します。

(1)英語は習得すべき
(2)コミュニケーションが重要
(3)オフショアから謙虚に学ぶ

(1)英語は習得すべき

英語は、必ず勉強しましょう。

英語を勉強することで、

オフショアとのコミュニケーションもスムーズになりますし、

認識のギャップも埋まります。

しかも、英語のスキルを身につけることで、

その後の人生でさらにレベルの高い仕事に関わるチャンスも増えますし、

転職の際も有利になります。

英語は話せて当たり前と言いましたが、

日本ではまだまだ当たり前になっていないので、

英語を習得できれば強力な武器になります。

自動翻訳機が当たり前になるので、

英語を勉強する意味がなくなるという人もいますが、

実用に耐えられるレベルになるには

まだ時間がかかると私は思ってます。

そして、英語は勉強すれば必ず誰でも身につくスキルです。

勉強して無駄になることは絶対にありません。

明日からでも、すぐに英語の勉強を始めましょう!

(2)コミュニケーションが重要

オフショア開発を行う際にもっとも重要なのは

「コミュニケーション」です。

たとえ文化、習慣、考え方、思考に違いがあっても、

それらはコミュニケーションでギャップを埋めることができます。

コミュニケーションでお互いを理解することができるのです。

手段は口頭でも、メールでも、チャットでもなんでも構いません。

まず、相手に興味を持ち、積極的に話かけ

コミュニケーションを持ちましょう。

それだけで、あなたのプロジェクトの状況は劇的に変化します。

私が保証します。

なぜなら、私も同じように

積極的にコミュニケーションをとるようになって、

状況を好転させることができたからです。

どんなに科学が発達しても、

便利なツールが開発されたとしても

重要なのは人と人とのコミュニケーションです。

オフショア開発を成功させたいなら積極的にコミュニケーションしましょう。

(3)オフショアから謙虚に学ぶ

オフショアは、他の会社との開発経験から、

最新の開発プロセスだったり、

開発効率を向上させるためのノウハウ、自動化のスキルなど

日本より優れた知識や経験を多くもっています。

単に自分たちの作業を代わりにやってもらうだけではなく、

彼らのスキルをどんどん活用するのです。

そして、自分たちをバージョンアップしていきましょう。

オフショアから学べるものは、なんでも学ぶのです。

それによって、会社の業績はあがり利益も増えていきます。

そして、オフショアを使っているあなた自身の評価も上がるでしょう。

謙虚になりって、
オフショアのスキルを最大限に引き出す環境を整えることが、
オフショア開発を成功させるもっとも最短な道です。

3.まとめ

いかがでしたか?

まとめです。

まず最初に、世界における日本の非常識さを説明しました。

(1)英語が話せないのは非常識
(2)請負会社がなんでもやってくれると思うのは非常識
(3)Excelを使っているのは非常識
(4)全てを伝えなくても理解してくれると思うのは非常識
(5)日本のやり方が正しいと思ううのは非常識
(6)日本や日本人の方が優秀と考えるのは非常識

そして、オフショア開発を成功させるためにやるべき

3つのポイントを説明しました。

(1)英語は習得すべき
(2)コミュニケーションが重要
(3)オフショアから謙虚に学ぶ

これらのポイントを意識し実践することで

読者のオフショア開発はきっと成功すると私は信じています。

13年の経験を経た今でも、毎日びっくりするようなことが起きます。

それでも、オフショアと一緒に働くことで、

日々自分自身が成長できていることを感じますし、

世界の動きを知ることができて、

仕事を心から楽しめています。

読者の皆さんにも、

是非この楽しさを知ってもらえたらと思っています。

そして、本ブログを通して、

あなたのプロジェクトが少しでもうまくいくようになれば

これ以上嬉しいことはありません。

それでは、また!

あつし