オフショア開発とは?(オフショア開発成功のすすめ)

オフショア開発を始めようと考えている人、すでにオフショア開発を始めている人「そもそも、オフショア開発とはなに?なぜオフショア開発が必要なの?」

といった質問に答えます。

オフショア開発を成功させるためには、

まずは、

「オフショア開発」とは何なのか

をきちんと理解するとことが重要です。

では、はじめていきましょう。

ブログ「オフショア開発成功のすすめ」に関して

ブログ「オフショア開発成功のすすめ」シリーズに関して、

筆者のオフショア開発の経験や、

「オフショア開発成功のすすめ」シリーズの目的や達成すべき目標を

別のブログにまとめています。

参考にしてください。

リンク」はこちらです。

目次

今回のブログの目次です。

1.オフショア開発とは
2.なぜ「オフショア」の活用が必要か
3.オフショア開発の利点・欠点
4.まとめ

では、1つ1つ説明していきますね。

1.オフショア開発とは

まず、オフショア開発とは何でしょうか?

オフショア開発とは、IT用語辞典 e-wordsの定義によると、

「情報システムやソフトウェアの開発業務を海外の事業者や海外子会社に委託・発注すること。」

とあります。

つまり、日本以外の国の人材を活用するということです。

まさに、私の会社ではソフトウェア開発の一部をインドに発注していて、

私がその取りまとめを担当しています。

開発の委託先に関しては、大きく分けて以下のような国があります。

(1)中国
(2)インド
(3)フィリピン
(4)ベトナム

ひと昔前までは、上記4つの国がメインでしたが、

最近はより人件費の安い国をもとめて、

世界各国にオフショアの活用範囲が広まっています。

国ごとの特徴や強み・弱みといったポイントに関しては

また別の機会に話をしたいと思います。

2.なぜ「オフショア」の活用が必要か

何故「オフショア」の活用が必要か分かりますか?

いくつか理由がありますが、最も大きな理由は、

・開発コストの低減

のためです。

発注先の国にもよりますが、中国であれば日本企業の半分。

発注先がインドであれば、日本企業へ発注する場合と比較して

3分の1程度のコストで仕事を依頼することができます。

この差は大きいですよね?

安いとは言っても、年々人件費のコストは上がっています。

それでも、日本人を雇うよりは安いので、この点がオフショアを活用する魅力のひとつです。

それでは、コスト以外の理由は何かというと、

・開発人員の確保

です。

最近はコストを下げるよりも、

こちらの理由で「オフショア」を活用するケースが増えています。

社会におけるコンピュータシステムの規模は、

日に日に拡大し複雑化してます。

このような中、システム開発には「ソフトウェアエンジニア」が必要なのですが、

少子高齢化で若者が少なくなっている日本では、

エンジニアの確保が年々難しくなっています。

読者の皆さんは下記URLに掲載された記事をご存知ですか?

https://adgang.jp/2017/10/151302.html

トヨタが南武線沿線に掲載した、

ソフトウェアエンジニアの募集広告です。

この募集広告が出たときは、かなり話題になりました。

テスラの「電気自動車+自動運転」がにわかに脚光を浴びて、

自動車業界におけるソフトウェアエンジニア確保の

必要性が一気に高まりました。

トヨタが打ち出したエンジニア確保の戦略が

この広告に現れています。

日本では今後もますますソフトウェアエンジニが

足りなくなっていくでしょう。

その問題を解決する方法の1つが、

・オフショアの活用

なのです。

では、手放しですぐにでもオフショア活用に舵を切れば良いのでしょうか?

ところが、そうは簡単にはいきません。

当然、そこには「利点」もあれば「欠点」もあります。

世の中、すべて裏と表があるのです。

では次に、オフショアを活用した際の「利点」「欠点」を

説明していきましょう。

3.オフショア開発の利点・欠点

では、以下にオフショア開発の利点・欠点を説明します。

[ 利点 ]
(1)人件費が安い
(2)人員リソースを確保しやすい
(3)英語を話すことができる
[ 欠点 ]
(4)コミュニケーションの問題(特に言葉)
(5)考え方、文化の違い

それぞれの詳細は別のブログで改めて説明しますが、

以下で簡単にその概要を説明します。

まずは、利点に関してです。

(1)人件費が安い

人件費は、委託する国によって異なりますが、

日本の人件費と比較して2分の1〜3分の1です。

これだけを聞くとかなりお得でね。

(2)人員リソースを確保しやすい

中国に関しては人口が約14億人、インドは13.5億人。

両方の国共に日本の人口の10倍以上です。

ホワイトカラーだけでも日本の人口を上回るのですから、

驚きですよね。

中国でもインドでも、当然ソフトウェアエンジニアの

需要は高まっていますが、

日本でエンジニアを探すよりは、

遥かに人員を見つけやすわけです。

(3)英語を話すことができる

ソフトウェアの先進国といえば、やはりアメリカです。

最新のソフトウェア開発に関する情報は

すべて英語になっています。

インドに関しては公用語が英語なので、

ソフトウェア開発の最新スキルを持つエンジニアが

豊富にいます。

これは、仕事を依頼する側にとっても大きなメリットです。

ただし、英語に関しては、

日本人とのコミュニケーションで障害となる要因でもあるので、

「利点」であって、「欠点」でもあります。

次は欠点に関してです。

(4)コミュニケーションの問題(特に言葉)

やはり、一番の課題は「コミュニケーション」です。

つまり言葉ですね。

利点のところで話をしましたが、

オフショア開発で「インド」を選択すると、

コミュニケーションは「英語」がメインになります。

まあ、当然ですよね。

もちろん、通訳を用意はしてくれますが、

日々のやりとりは英語がメインになります。

その点オフショア先を「中国」にすると、

比較的日本語を話せるエンジニアが多いので、

オフショアの活用が活発化した2000年のはじめの頃は

「中国」のオフショアを使う会社が比較的多かったです。

ただ、筆者個人の意見としては、

日本語を話せる委託先を探すのではなく、

日本人エンジニアが「英語」を話すことが出来るように

なるべきだと思ってます。

今後ますます市場はグローバル化していきます。

そのような中で「英語」が話せないのは致命的です。

逆に、英語を公用語とするインドのオフショアを選択することで、

日々の業務の中で無料で英語の学習ができると考えることもできます。

なので、あえて英語を公用語とする「インド」などを

選択肢するのもありだと思います。

(5)考え方、文化の違い

日本でオフショアを活用する際、トラブルの原因となるのは、

・「考え方」「文化の違い」

に起因するものが大半を占めています。

筆者の個人的意見では、課題は日本側にあります。

日本は単一民族国家なので、一緒に働く同僚はほぼ日本人だけです。

そのため、考え方や文化も同じで、そこに「認識の齟齬(そご)」は

起きなかったわけです。

ところがオフショアを活用しようとすると、

国が異なり、考え方や文化、常識といったものがすべて異なります。

日本人は日本人以外と働くことになれていません。

そのため、オフショアに対しても「日本のやり方」で進めてしまします。

そして「問題」が発生してしまうのです。

私は常日頃エンジニアに言うことがあります。

それは、

「日本の常識は世界の非常識」

ということです。

日本人が当たり前だと思っていることが、

世界では非常識なことが多々あります。

そのことを日本人はもう少し意識する必要があります。

オフショアを活用する場合、

前述のように「利点」がある反面、

「欠点」もあることを認識しないといけません。

ただ、今の日本の状況と今後を考えた場合、

欠点があるから活用しないということを

言っている場合ではありません。

欠点はあるものの、欠点を補って

いかにオフショアを活用していくかが

もっとも重要なポイントなのです。

ブログ「オフショア開発成功のすすめ」シリーズでは、

欠点を補っていかにオフショアを活用していくか」

を今後主に解説していきます。

4.まとめ

では、まとめです。

今回は以下を説明しました。

1.オフショア開発とは
2.なぜ「オフショア」の活用が必要か
3.オフショア開発の利点・欠点

オフショア開発とは、

中国やインドなど、海外の人員を活用して

開発を行うことだと説明しました。

また、少子高齢化で今後日本国内で

エンジニアの確保が難しくなる日本では、

オフショアの活用が必須であることも説明しました。

しかし、オフショアの活用には「利点」がある反面、

「欠点」もあります。

仕事を依頼するコストが安い反面、

言葉やコミュニケーションに難があるのが欠点です。

それでも、今後の日本の将来を考えた場合、

「オフショア」の活用は必須で避けては通れないのです。

今後、ブログ「オフショア開発成功のすすめ」シリーズでは、

読者の皆さんがオフショアを活用する際に気をつけるべき点や、

ノウハウを説明していきますのでご期待ください。

それでは、また!

あつし